Hello! My Name Is 404│屋根工事パートナーズ https://www.yanekouji-partners.jp 優良な屋根工事業者を厳選紹介 Tue, 11 Apr 2023 08:58:19 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.6.2 https://www.yanekouji-partners.jp/wp-content/uploads/rr-favicon-500x500-1-150x150.jpg Hello! My Name Is 404│屋根工事パートナーズ https://www.yanekouji-partners.jp 32 32 屋根葺き替え(張り替え)を行う時期はいつ?目安の年数と症状を解説 https://www.yanekouji-partners.jp/reroof/397 Mon, 14 Feb 2022 07:02:36 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=397 この記事でわかること

  • 屋根葺き替え(張り替え)を行う時期
  • 屋根の診断を受けた方がよい具体的な症状
  • 屋根材別の寿命

今の屋根材がなんとなく古くなってきたけど、本当に屋根を交換(葺き替え)する時期なのか確かめたいと思っている、そんな方向けの記事です。

実は屋根は寿命があり、寿命を終えたまま使っていると水が家の中に侵入し、さらに工事費用がかかってしまいます。1年工事が遅れただけで50万円近く変わることも。
でも屋根屋さんに現状を見てもらうのも面倒。

そんな方向けの張り替え(葺き替え)工事の目安となる時期を解説します。

屋根葺き替え(張り替え)を検討する時期は?屋根材別に解説

屋根の葺き替えする時期は屋根材にもよりますが早くて15年からです。
下記表で屋根材別に交換時期の目安をまとめました。

屋根材 時期(年数)
日本瓦 50年以上
スレート 20~25年
トタン 15~20年
ガルバリウム 25~30年

寿命が一番短いトタンは15年から葺き替えが必要になってきます。
また瓦は50年以上もち屋根材によって寿命がことなることがわかります。

日本瓦の葺き替えるべき時期・目安

日本瓦は屋根材の中で最も寿命が長く、50年以上(半永久)もつと言われています。
しかし、経年劣化や自然災害等によって日本瓦もメンテナンスが必要になってくることもあります。

コケが生えてきた・一部瓦が割れている等がメンテナンスをする目安です。

特に「瓦が抜け落ちている」「雨漏りが起きている」という症状が出ている場合はお早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。

スレート(カラーベスト・コロニアル)の葺き替えるべき時期・目安

最もよく使われている屋根材の1つで、寿命は20~25年と言われています。

10年に1度塗装を行う必要があり、コケや色褪せ等がメンテナンスをする目安。

特に「屋根の一部が凹んで見える」「雨漏りが起きている」という場合はお早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。

トタン屋根の葺き替えるべき時期・目安

金属屋根で築年数が古い建物のほとんどがトタンと言われており、寿命は15~20年と屋根材の中でも特に短いです。

トタンもスレートと同様定期的なメンテナンスが必要で、色褪せや錆がその目安。

特に「穴が開いている」「雨漏りが起きている」という場合はお早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。

ガルバリウム鋼板屋根の葺き替えるべき時期・目安

軽くて耐震性に優れているのが特徴の屋根材。(重さは何と瓦の約1/10!)

寿命はスレートより少し長く、25~30年と言われています。

ガルバリウムも定期的なメンテナンスが必要で、色褪せやチョーキングがその目安。

特に「屋根がたわんでいる」「雨漏りが起きている」という場合はお早めに専門業者に診てもらうことをおすすめいたします。

屋根の葺き替えを検討する目安

屋根葺き替えを検討するタイミングは以下の症状が目立ってきたタイミングです。

  • 雨漏りが起きている
  • 家の中がかび臭い・湿気がすごい
  • 屋根材が柔らかくなっている
  • コケが根付いてしまっている

1:雨漏りが起きている

天井に雨染みがある・ポタポタと水滴が落ちてくるといった症状が起きていると、雨漏りが起きている可能性があります。

原因としては屋根材のズレ・割れ・浮きであることが多いです。

これにより水の通り道が出来てしまっている=雨漏りが起きている可能性が考えられます。

2:家の中がかび臭い・湿気がすごい

換気しても変わらない場合、1度天井や屋根裏を見てみましょう。

もしかしたら、普段見ない部分でカビなどが繁殖=劣化が進んでいるかもしれません。

長期にわたって放置をしていると、やがて雨漏りやシロアリの発生を招くことになりかねないので、早めの対策が必要です。

3:屋根材が柔らかくなっている

基本的にスレート屋根で見られる劣化症状です。

普段屋根の上に登ることはないと思いますが、「屋根が波打ってるように見える」「凹んで見える」場合は早急に専門業者に診てもらいましょう。

家の内部まで水が浸透してしまっている恐れがあり、早めの対策が必要です。

4:屋根にコケが根付いてしまっている

これも主にスレート屋根に見られる劣化症状です。

水はけが悪くなってる=塗料の効果が薄まっている証拠で、家の内部に水が浸透している可能性が考えられます。

場合によってはコケが根を張ることで屋根材の内部から崩れてしまうこともあるので、注意が必要です。

屋根葺き替えの時期は意外とわかりにくい

1つでも当てはまった方はまず専門の業者さんに確かめてもらいましょう。

今は簡単な修理や補修で済むかもしれませんが、後回しにしておくと家の内部が腐ってしまうだけでなく費用もかさんでしまいます。

でも屋根の業者ってどの業者がいいのか・見積もりはどう取ればよいのかもわからないものです。

そこで屋根工事パートナーズでは、お住まいの地域で評判の屋根工事業者を最大3社ご紹介し屋根工事を安心して行うお手伝いをしています。

無料で利用でき、点検してもらった上で工事を行うかは家主様にお任せしております。

本当に工事をすべきか、費用はいくらぐらいかかるのかなどわからないことありましたら、専門のアドバイザーがお答えいたします。

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屋根葺き替えの時期でよくある質問

  • 屋根の葺き替えをする時期の目安は?

    築20~30年です。
    ただし、屋根材の種類や劣化症状によって前後します。詳しくはこちら

  • 屋根の寿命はどれくらい?

    日本瓦は50年以上、その他の屋根材はおおよそ20~30年です。
     どの屋根材も定期的にメンテナンスをしておくのが安心です。詳しくはこちら

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【コロニアル屋根】メリット・デメリットや施工方法・商品・特徴を徹底解説! https://www.yanekouji-partners.jp/material/337 Wed, 22 Sep 2021 09:09:10 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=337 コロニアルはメジャーな屋根材の1つです。

実はコロニアルはスレート屋根の1種で「商品名が屋根材」として認識されています。

この記事ではコロニアルの特徴や商品の種類、メンテナンス方法メリットデメリットを解説していきます。

どのような屋根材なのかわかり屋根を適切に選んだり、修理を行えるので是非最後までチェックしてみて下さい。

その他の屋根材について知りたい方はこちら
屋根材は3種類抑えよう、特徴や選び方のコツを解説

コロニアル屋根ってどんな屋根材?

コロニアルはケイミュー社の屋根材

コロニアルは、屋根材メーカー最大手のケイミュー株式会社が出しているスレート屋根の商品名です。

ケイミューは、2003年12月に設立で、もともとクボタと松下電工(現パナソニック)が統合してできた会社で、屋根材の、製造・販売を行っている会社です。

旧社名は「クボタ松下電工外装株式会社」で、2010年10月に現社名に変更しており、社名の「KMEW」は設立当初の英語表記「Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd.」の頭文字です。

スレート屋根はケイミュー社が独占している!

現在スレート屋根は、このケイミューが9割以上でほぼ独占している状態です。

さらに言うと、コロニアルという商品は、「カラーベスト」というケイミューが出しているスレート屋根の商品シリーズの中の1つです。

そのうえで「グラッサ」「クォッド」というシリーズがさらにあります。

その中の商品名で、「コロニアルグラッサ」「コロニアルクァッド」があり、そのことを略してコロニアルと読んでいます。

ただし、前述の通りスレート屋根は昔からコロニアルが8-9割です。

屋根業者自体が『スレート屋根=コロニアル』というふうに捉えて、スレート屋根をそのまま通商のコロニアルという言い方をしている事が多々あります。

したがって、本ページでは、コロニアルのご説明ではありますが、そのままスレートのご説明と思っていただいても間違いありません。

コロニアル屋根の4つのメリット

コロニアル屋根のメリットは大きく4つあります。

  • どんな街並み、建物でもフィット
  • 価格が安価
  • 変色を抑制
  • 重量が軽い

それぞれについて解説していきます。

どんな街並み、建物でもフィット

ケイミューが出しているコロニアル(スレート屋根)は、カラーバリエーションは豊富ですが、形状は非常にシンプルです。
洋風な建物でも、和風な建物でも、違和感なく、映える屋根材です。また、「シャッフルカラー」というものも揃えていて、同系色の色の中で、グランデーションになるように濃淡の色合いを出すことができます。

安価

ケイミューのコロニアルが特別安価というよりもスレート屋根全般が、他の屋根材に比べると安価なので新築時は特に建売住宅ではよく選ばれます。

変色を抑制

色あせの原因の紫外線による劣化を抑制するために、無機系塗膜を事前に張ることや無機系の二層構造となっています。

さらにアクリルコートを採用したりするなどの工夫を施して、経年劣化をしないようにしています。

軽い

瓦に比べると、重量は約1/3です。
建物の上に重いものが載っていると、耐震性の強度が落ちます。

軽ければ軽いほど横の揺れに強くなるので、これもメリット言えます。

コロニアル屋根のデメリット

コロニアルはもちろんデメリットもあります。

  • 塗装が必要
  • 苔が生えやすい
  • ヒビや割れが起きる

塗装が必要

経年劣化を抑制する工夫は施されています。

しかし他の屋根材に比べると耐久年数が短い事や、約10年に一度塗装をしないと寿命が短くなるということがあります。

苔が生えやすい

年数が経つと、湿気の強い環境では、苔が生えやすくそこに雨水が貯まっていきます。

特に北側に傾斜している屋根だと多く見られます。塗装をする際、高圧洗浄で取り除く必要があります。

ヒビや割れが起きる

経年劣化で、ヒビや割れが起きてしまうこともあります。
これも他の屋根材にはないです。部分的なものでしたら、コーキングで何とかなりますが、全体に広がっていったら、葺き替え工事か、カバー工法が必要になってきます

コロニアル屋根の耐用年数と劣化症状

  • 色あせ
  • ひび割れ
  • 塗装膜の剥がれ
  • カビ・コケの発生

コロニアル屋根をメンテンナンスをするサインは上記のとおりです。
しかし、症状によって緊急度合いは変わってきます。

下記でメンテナンスの要因と緊急度について解説していきます。

色あせ

緊急度★
色あせが最初に始まります。

直射日光と雨風が原因で、出荷前にされていた塗膜がだんだん薄くなってきて、色あせが散見されるようになります。

最初は全体的にと言うよりも部分的に始まり、より直射日光に当たるところから劣化していきます。

ただ、美観が若干気になる程度ですぐに何か対処しなければいけないというわけではございません。

ヒビ割れ

緊急度★
部分的に小さいヒビ割れは、実は簡単にできてしまいます。

多少のヒビ割れでしたら何も気にする必要ないですが、大きなものがあればコーキングなどで充填しておくと安心です。

全体的にひび割れが出ているようでしたら、早い段階で、塗装をすることをお勧めいたします。

塗装膜の剥がれ

緊急度★★
塗膜が薄くなってきて、色あせしたのち、多重構造になっていた塗膜も完全に剥がれてきて、元の色ではなくなります。雨が降った後に、完全に乾くまでも時間が掛かっていくようになります。

カビやコケの発生

緊急度★★
塗膜が剥がれることによって、感想するまで時間が掛かるようになり、その結果、カビや苔が見られるようになります。そうなると、苔のある部分には、水がとどまることになるので、屋根材の下の下葺き材まで浸透していくので、取り除く必要が出てきます。

反り・破損

緊急度★★★
経年劣化の最後は、屋根自体がたわんでくるようになります。ここまでくると、その前に既に一部屋根材が破損してなくなっていることも良くあります。屋根自体の反りなどのたわみがあると、またそこに水が集中することになるので、ここまで来てしまうと、屋根葺きかえ工事か、カバー工法による工事が必要になります。極力、こうならないようにするために定期的な塗装をして、メンテナンスを必ず行いましょう。

コロニアル屋根の人気商品

グラッサシリーズ

ケイミューのスレート屋根の「カラーベストシリーズ」の中の、さらに「グラッサシリーズ」の3つ。「グラッサシリーズ」は、紫外線に強い無機系塗膜(グラッサコート)を使用して、さらに木目調の質感が特徴のものです。

コロニアルグラッサ

コロニアルグラッサ
コロニアルグラッサカタログページ | ケイミュー社

シンプルな横一文字葺き(一文字葺き:平板を屋根面の水平方向に一直線になるように、また、屋根材の真ん中に目地をもってくる屋根の葺き方)を採用したスタイルのもので、カラーバリエーションが豊富な商品。

コロニアルグラッサ・シャッフル

コロニアルグラッサシャッフル
コロニアルシャッフルカタログページ | ケイミュー社

コロニアルグラッサの豊富なカラーバリエーションを生かして、単色の色合いにせずに、敢えて複数の色を組み合わせた商品。受注生産品。

コロニアルグラッサ・オプションカラー


コロニアルシャッフルカタログページ | ケイミュー社
落ち着いた色調のコロニアルグラッサ野中にはない、派手やかな「グリーン」「ゴールド」「グレー」等のカラーが用意されている商品、。こちらも受注生産品。

クァッドシリーズ

ケイミューのスレート屋根の「カラーベストシリーズ」の中の、さらに「クァッドシリーズ」。「クァッドシリーズ」は、一番上はアクリルコートを採用していて、さらに同色の層になっているので、劣化しても色感をキープでき、デザインもシンプルに、横一文字葺きとなっているので、幅広い建物になじみます。

コロニアルクァッド

コロニアルクアッドコロニアルクアッドカタログページ | ケイミュー社

ケイミューが出しているコロニアル(スレート屋根)のなかで、一番シンプルになっているスタンダードな商品。

コロニアル屋根まとめ

コロニアル屋根はケイミュー社の商品名であることを抑えておきましょう。
最後に簡単にメリットやデメリットをまとめてみます。

メリット

  • どんな街並み、建物でもフィット
  • 価格が安価
  • 変色を抑制
  • 重量が軽い

デメリット

  • 塗装が必要
  • 苔が生えやすい
  • ヒビや割れが起きる

コロニアル屋根は定番の屋根材ですが、メリットデメリットやメンテナンスのタイミングを知っておくことも大切です。

また屋根の劣化や雨漏りが気になるという方は屋根塗装やカバー工法、葺き替えを検討するタイミングと言えます。

無料で相談、見積もりまでできますので、少しでもご不明点があれば屋根工事パートナーズまでお気軽にお問い合わせ下さい。
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アスファルトシングルの屋根材とは?耐久性やメリットデメリットを解説 https://www.yanekouji-partners.jp/material/270 Wed, 22 Sep 2021 08:43:27 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=270 アスファルトシングルの屋根はお洒落な仕上がりで、他の屋根材にない見た目が特徴でファンが多い屋根材の1つです。
ですが、価格やメンテナンス、耐久性やデメリットが気になる方も多いでしょう。

この記事ではアスファルトシングルの屋根について特徴から価格、メリットデメリット、メンテナンス方法について解説していきます。

この記事でわかること

・アスファルトシングル屋根の特徴がわかる
・施工単価や耐久性、メンテナンス方法がわかる

アスファルトシングルってどんな屋根材?

他の屋根材に比べると、あまりメジャーとは言えない屋根材です。

シェア率で言うと、全体の5%程となっています。

アスファルトが主な原材料で出来ているシート状のものです。このことからも、他の屋根材とは、分かりやすく違います。石粒が葺きかけられていることによって、手触りは、ザラザラした感触になっています。

発祥は、アメリカで、そのことからも、色合いや、格子状のデザインのものが存在するなど、洋風建築に非常にマッチするため、美観を考えて好む方がいらっしゃいます。
似たような名前で、「アスファルトルーフィング」がありますが、こちらは屋根材の下に敷く下葺き材のことで、防水シートとしての機能があります。

アスファルトシングルの耐用年数

アスファルトシングル屋根の耐用年数は20-25年です。

この間に大体10年に一度のペースで、塗装が必要になってきます。

メーカーとして、防水保証をしているところが10年、長いものだと、20年のものを付けているところがあります。
他の屋根材と一緒で、保証期間=寿命ということではないのですが、メーカーとしての自信の表れと思っておいてよいでしょう。

もちろん定期的な塗装などのメンテナンスを行う事で、寿命が延びていきます。

塗装や細かな補修をする目安

10年に一度くらいのペースで塗装が必要です。
ひび割れが起きないようにしていくことと、さらに、付着している石粒が剥がれないようにする役割があります。石粒は撫でるだけで簡単に剥がれていくくらいのものが多いです。
そして、それが年数が経てば経つほど、増していきますので、表面を保護して、剥がれを抑える機能もあります。

屋根を新調する目安

他の屋根材と違い、アスファルトシングルは、シート状のものですので、剥がれが出てきます。下の防水シートに接着剤と釘打ちで止めていきますが、経年劣化で剥がれいき、酷くなると、強い風で飛ばされていくこともあります。そうなってくると、部分的に再設置をして、補修をするか、範囲が広ければ、葺きかえか、カバー工法を検討する必要があります。
アスファルトシングルの施工費用
アスファルトシングルの施工費用は屋根材や足場代込みで考えて、120-150万円くらいが相場です。
※平均的な一般住宅(100㎡・30坪)を想定
スレート屋根と同じくらいの価格帯です。
ガルバリウム鋼板の金属屋根の次に軽いので、カバー工法もできます。
カバー工法ですと、既存の屋根の撤去が不要なので、さらに安く施工できます。

アスファルトシングル屋根のメリット

低価格

スレート屋根とほぼ同価格です。

さらに、スレート屋根には出来なくて、アスファルトシングルには出来ることがあります。
それは、カバー工法です。

「アスファルトシングルの上にアスファルトシングル」「アスファルトシングルの上に金属屋根」がカバー工法で、出来ます。
その際は、既存の屋根材の撤去、処分費用がなくなるので、さらに安い価格で行えます。

工事が手軽

シート状のものを、接着剤で設置して、その後首で止めていく作業のため、手間が少なく早く工事を勧められます。

さらに、屋根の隅部分や軒部分は、その形状にに合わせて、加工しないと行けませんが、それもシート状のものだとハサミで手軽に切っていくことが可能です。
よって、工期も短くなります。

重量が軽い

ガルバリウム鋼板の金属屋根の次に軽い屋根材です。

瓦屋根の1/4、スレート屋根の1/2の重要となっています。

軽い分耐震性を高く保つことが可能です。ここまで軽いので、カバー工法の可能な屋根材ともいえるわけです。

飛来物に強い

シート上で、やわらかい素材なので、固いものが飛来物として来ても衝撃に強く、割れるとか、ひび割れを起こすということがありません。
あまりにも大きく、重量のある飛来物がぶつかってしまったなら、凹むということはあるかもしれません。
ですが、他の屋根材に比べたら穴が開くということがないので、安心です。

アスファルトシングル屋根のデメリット

断熱性能が低い

瓦や、スレートと比べると厚みがないこと、金属屋根のように裏に断熱材はないことから、断熱性能は、劣ります。

表面の石粒が剥がれて落ちて来る

手で軽くなでるだけで、表面の石粒は剥げてきます。
ただ、これは石粒付きの金属屋根でも同じことが言えます。
定期的な塗装を行うことによって、その状態を抑えることができます。

保証期間が長いものが少ない

他の屋根材に比べると、まだ保証期間が短いものの方が多いです。金属屋根は20年以上のものが増えてきている中で、まだアスファルトシングルの場合は10年のものが多くなっています。

アスファルトシングル屋根の手入れ・施工方法

葺き替え

アスファルトシングル葺き替え
屋根を総取り換えする工事です。
葺かれているアスファルトシングルを全て剥がしたうえで、下葺き材(防水シート:ルーフィング)を確認し劣化状態を確認します。
下葺き材も、解体もしくはその上から新しい屋根材を葺き直していきます。
既存の屋根材よりも同じか軽くした方がいいので、再度アスファルトシングルを葺くか、金属屋根を葺くかのどちらかになります。

カバー工法

アスファルトシングル カバー工法
そのまま上に、アスファルトシングルもしくは、金属屋根を被せるように葺いていきます。
既存の屋根は、いじらないので、撤去・処分費用を押さられますし、その分工程もなくなる分工期も短く、手間が少なくなります。

屋根塗装

アスファルトシングル 屋根塗装
塗装にはいくつか種類がありますが、アスファルトシングルの場合は水性の塗装に限ります。
また、接着剤が取れている状態で部分的に剥がれている場合は、再度接着剤を使用して貼り付け、釘止めをするか、ホッチキス等で止める工程も必要になります。

アスファルトシングル屋根の定番メーカー

よく使われているメーカーを3つほど→2-3行で簡単に商品特徴を解説

旭ファイバーグラス リッジウェイ

リッジウェイのカタログより

本体価格:約2,440円/㎡

オーウェンスコーニングジャパン合同会社 オークリッジスーパー

オークリッジスーパーのカタログより

ニチハ株式会社 アルマ

アルマ商品概要ページより

本体価格:3,500円/㎡

アスファルトシングル屋根はこんな人向け

耐震性を考えて、軽い屋根材にはしたいが金属屋根は外観があまり好きではないという方は、アスファルトシングルがいいのではないでしょうか。
もともとアメリカ発祥と言うこともあり、洋風な建物には、非常にマッチする色合いです。また、石粒が付けられていることで、色に変化をも耐えて、モダン的な存在感があります。

まとめ

ここまでアスファルトシングルについて解説してきました。ここで内容をまとめます。
耐用年数:25年
メンテナンス:10年に1度の塗装
メリット:価格が比較的安い / 軽量 / 飛来物に強い
デメリット:断熱性能が低い / 表面の石粒が剥げてくる / 保証期間は長くない

アスファルトシングルは屋根材の中ではマイナーな部類にはいりますが、独特のデザインにひかれて決める方も少なくありません。

屋根工事パートナーズではアスファルトシングルのメンテナンスを考えている方、新しくアスファルトシングルの屋根にしたいという方向けに無料で電話相談から見積もりまでおこなっています。

何か1つでもご不明点等あれば下記のリンクより問い合わせください。

よくある質問

  • アスファルトシングル屋根のメンテナンスの時期は?

    アスファルトシングルは約10年に一度屋根塗装をしてメンテナンスする必要があります。

  • 表面の石粒が剥がれてきてしまいましたが、大丈夫でしょうか?

    大丈夫です。見た目が悪くなるということはありますが、もともと石粒を付けている目的としては傷がつきづらくするためのものですので、すぐに手を打たなければいけないというわけではありません。ただ、寿命を長くするために、定期的に塗装を行い屋根材自体と石粒の保護を行う必要があります。

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スレート屋根とは?耐久性やメリットデメリットを解説 https://www.yanekouji-partners.jp/material/275 Wed, 22 Sep 2021 08:42:24 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=275 スレート屋根はメジャーな屋根材の1つで、人気のある屋根です。

この記事では、スレートに屋根をしたいという方や、スレートの屋根ってどんなメンテナンス方法が必要なの?と思っている方向けにスレート屋根のメリット、デメリット、メンテナンス方法をご紹介します。
しっかり特徴や正しいメンテナンス方法を知り、適切に屋根の選択や補修を行ましょう。

この記事でわかること
・スレート屋根の種類と特徴がわかる
・スレート屋根メリット、デメリットがわかる
・スレート屋根のメンテナンス方法や工事費用がわかる

スレート屋根ってどんな屋根材?

スレートは、粘板岩を薄い板状に加工したものです。
天然のスレート(粘板岩)と、スレートに見えるようにセメントを加工した化粧スレートがあり、日本で屋根材として使われているのは、ほぼ化粧スレートの方です。
安価な屋根材のため、近年多く使用されるようになっており、特に建売住宅で最も使用されている屋根材となっています。
また、スレートと言わずに、「コロニアル」「カラーベスト」と呼ぶことがあります。
これは日本最大手屋根メーカーのケイミュー株式会社が販売しているスレートの商品名のことです。

化粧スレートと天然スレートの違いとは

 

  

  

  

  化粧スレート 天然スレート
耐久性
価格 ×
耐震性
原材料 セメント

スレート屋根には、「天然スレート」と「化粧スレート」の2種類があります。

天然スレートは、岩石の天然素材を使用した屋根材で、一方、化粧スレートはセメントの人口的な素材を使用した屋根材です。

戸建ての一般住宅で使われているのは、圧倒的に化粧スレートと思っておいても間違いありません。

天然スレートは、やはり価格が高く、使われる建物ものとしては、東京駅などの大型の高級建築や、よほどこだわりを持ったお宅でないとありません。

表にまとめたとおり、『耐久性』においては、天然スレートは、石そのものの寿命と同じなので、数十年というレベルではありません。

割れることがあれば、メンテナンスをしなくて行けませんが、滅多にないことですので、塗装なども含めてメンテナンス不要です。

化粧スレートは、美観と防水のために定期的なメンテナンスが必要です。

『価格』は、人工的なもので、大量性が出来ることと、天然のものなので出来ない違い、さらに、岩石のため、加工も大変なことから、費用は大きく差が付きます。

続いて、『耐震性』ですが、これは「重い=耐震性が低い」ということになるので、化粧スレートよりも、天然スレートの方が、1.5~2倍は重くなるため、耐震性は化粧スレートの方が安心です。
ここから、日本の住宅屋根に多く使われている化粧スレートに関して、まとめていきます。

スレート屋根の耐用年数

定期的なメンテナンスとして、塗装をすることで、20-25年と言われております。
もちろん、スレート屋根と言っても各屋根材メーカーから出ているもので、いくつも種類があり、多少の違いがあります。以前は、塗装をしてはいけないスレート屋根もあったくらいですので、スレート屋根の中でも違いは出てきます。

塗装や細かな補修をする目安

塗装は、大体10年に一度行うことが必要と言われています。それをすることで、美観と、防水性を回復させる役割があり、劣化を遅くすることになります。
また、意外と知られていないのが、『棟板金』です。屋根の最上部に板金が抑え金具として付いており、経年劣化で、止められていクギが浮いてきて、ゆるくなり、そこから雨水が侵入されます。こちらも10年以上経ったら、専門業者に見てもらう必要があります。ただ、10年に一度の屋根塗装の時に一緒に見てもらうことが一般的です。

スレート屋根を新調する目安

20-30年くらいが一番行われることが多いです。
スレート屋根の種類と、今までのメンテナンス実績からそのお宅によって前後します。
さらに、住まわれる方が、今後のこの家をどのように使っていくかのライフプランも大きく影響してきます。
例えば、屋根が傷んできたけど、この先10年以上住むことはないと分かっていれば、酷いところだけ部分工事を行ったり、塗装ですませておくという選択肢も出てきます。

スレートの施工費用

120-160万円(30坪、面積100㎡)くらいで行われることがほとんどです。
その他にも、雨樋交換有無や、屋根の形状、屋根面の数による施工費の前後によって変わってきます。
さらに言うと、大きく影響してくるのが、既存のスレート屋根に人体に影響するアスベストが含まれているか含まれていないかで、廃棄費用が変わってきます。
アスベストが含まれている場合は、産業廃棄物としての処理となり、50万以上別途かかってきます。

スレート屋根のメリット

安価

屋根材の中で、一番安価で使用されている屋根材です(アスファルトシングルもほぼ同額)。それが理由で、建売住宅では採用されることが多い屋根材になっています。

軽い

金属屋根のガルバリウム鋼板が圧倒的に軽いですが、それでも瓦に比べれば、1/3の重さです。

カラーバリエーションが豊富

最近ですと、各屋根材メーカーがいろんな色のスレート屋根をラインナップで出してきております。

施工の難易度が低い

他の屋根材と比較すると、施工自体の難易度は低く、その分工期も短く済みます。30年前から一気に普及率が伸びた理由の中の大きな一つでもあります。

スレート屋根のメリットまとめ

  • 安価
  • 軽い
  • 豊富なカラーバリエーション
  • 施工の難易度が低い

スレート屋根のデメリット

塗装などのメンテナンスが必要

他の屋根材に比べるとメンテナンスの頻度は多くなります。
特に塗装は、10年に一度は必要になってくるので、その都度、足場を設置して、行わなければいけません。

苔が生え、美観を損なう

特に北側傾斜の日当たりが良くない屋根面は、雨のあと乾くまで時間が掛かるため苔が生えやすいです。そのことによって、美観も損ないますし、そのコケの部分に水がたまりやすくなり、浸透していってしまいます

ヒビや割れが起きやすい

経年劣化で、ヒビや割れが起きてしまうこともあります。
これも他の屋根材にはないです。部分的なものでしたら、コーキングで何とかなりますが、全体に広がっていったら、葺き替え工事か、カバー工法が必要になってきます

コロニアルのメンテナンス・修理方法と施工方法

屋根塗装

塗装は、劣化を直すものではなくて、劣化が進まないように塗膜を作り、屋根材を保護する役割があります。

逆にいうと、既に劣化してしまっていたら、塗装工事ではなくて、葺き替え工事もしくは、カバー工法による屋根工事をしないといけないことです。
劣化症状でご案内した「色あせ」「ヒビ割れ」「塗膜の剥がれ」「カビやコケの発生」の症状を改善は、塗装工事でできます。

■屋根塗装の工程
屋根塗装の工程

作業工程 作業内容
足場設置 場の設置
(高所作業のため必要)
高圧洗浄 高圧の洗浄機汚れを落とす
(塗料が落ちないようにするため)
下塗り 1回目の塗装(塗料の密着性を高める)
中塗り・上塗り 2回目、3回目の塗装
(厚みを付けて耐久性を高める)

カバー工法・葺き替え

既に劣化の状態が激しい状態では、塗装ではもう原状回復できないので、屋根葺き替え工事、もしくは、カバー工法を行うしかありません、
既に屋根にたわみがある状態や、反り返ってしまっている場合は、屋根葺きかえ工事が必要になります。

物理的には、カバー工法も可能ですが、推奨できないです。カバー工法は、既存の屋根に水平に、新しい屋根を被せることになるので、水平に保てないくらいの状況の場合は、葺き替え工事となります。
全体的にヒビ割れがひどい状況、経年劣化で、コロニアルが破損や剥がれが多く見られる状態の時は、カバー工法でも対処できます。

既存のコロニアルの撤去、処分が必要ないので、費用も抑えられるので、カバー工法を選ぶ方が多いです。

■葺き替え工事の場合の工事の流れ
葺き替え工事

 

作業工程 作業内容
足場設置 場の設置
(高所作業のため必要)
既存屋根撤去 棟側から留めてある釘を取って、既存屋根を剥がす
下葺き材確認(~撤去) 劣化具合が酷ければ、下葺き材(アスファルトルーフィング)も撤去する。その下の野地板の確認要否も行う。
下葺き材設置 既存の下葺き材の上、もしくは野地板の上に新しい下葺き材を敷く
新屋根材設置 軒部分から、新しい屋根材を吹いていく
(屋根材によって施工方法は異なる)く

■カバー工法の場合の工事の流れ

カバー工法

作業工程 作業内容
足場設置 場の設置
(高所作業のため必要)
下葺き材設置 棟側から留めてある釘を取って、既存屋根を剥がす
下葺き材確認(~撤去) 既存のコロニアル(スレート屋根)の上から軒側から釘止めをして敷いていく
新屋根材設置 軒側から、新しい屋根材を葺いていく

スレート屋根の定番メーカー・商品

ケイミュー株式会社 コロニアルグラッサ

ケイミュー株式会社 コロニアルグラッサ商品概要ページより

ケイミュー株式会社 コロニアルクァッド

ケイミュー株式会社 コロニアルクァッド商品概要ページより

スレートは屋根は初期費用を抑えたいという方に最適

やはり、特徴としては、屋根材の中で一番安価で使用できるということです。

屋根材だけでなく、施工費も高くありませんし、価格面の魅力のある屋根材です。

重量で言うと、ガルバリウム鋼板の金属屋根にはかなわないですし、耐久性も瓦、さらに、ガルバリウム二は劣ってしまいます。

ですが、現状一番価格を抑えられるというところは魅力的です。

まとめ

ここまでスレートに関して特徴からメンテナンス方法など解説してきました。内容をまとめます。

  • スレートはどんな人向けの屋根材ですか?

    スレートは屋根材の人気商品の中で一番安価なので、できるだけ費用を抑えたい人に向いています。

  • スレート屋根は塗装は必ずすべきでしょうか?

    スレートへの交換も、塗装のメンテナンスも腕のいい業者にやってもらうことが大切です。
    もし施工不良や、メーカー推奨の工事手順を守らなければ雨漏りやずれを起こしてしまます。

屋根工事パートナーズでは、実績豊富で過去にトラブルのない屋根の工事業者を厳選してご紹介しています。
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屋根材は3種類抑えよう、特徴や選び方のコツを解説 https://www.yanekouji-partners.jp/material/261 Wed, 22 Sep 2021 01:10:13 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=261 屋根材を新しくしたいけど何にしたらいいの?家の屋根って何かメンテナンスした方がいいの?と思ったことはありませんか?

特徴を知らずにとりあえず人気だからと選んでしまうと、こんなハズではなかったのに…と後悔することになってしまうかもしれません。

この記事では、今主流の各屋根材についての特徴やメリット、デメリット、メンテナンス方法を解説します。

戸建て住宅で抑える屋根材の種類は3種類

屋根材の種類はこの3つがほとんど

最近の新築住宅で採用されている屋根材は、
ガルバリウム鋼板(金属)>スレート(コロニアル、カラーベスト)>瓦
の順番で、20年前と逆転している状態です。

耐久性が高いが重量のある瓦に変わりほぼ亜鉛でメッキした鋼板が台頭し、さらにアルミニウムと亜鉛とシリコンを組み合わせた合金をメッキした、耐久性が高く圧倒的に重量が少ないガルバリウム鋼板が出てきたことで、現在はこちらが主流になってきています。

屋根材の特徴早見表

スレート ガルバリウム鋼板 ジンカリウム鋼板 アスファルトシングル
価格 ×
耐震性 ×
耐風性
防音
重さ(100平米:30坪) 6000kg 2000kg 600kg 600kg 1000kg
メンテナンスのしやすさ

瓦屋根の特徴

瓦

  • 価格(買いやすいか):★★
  • 重さ:★
  • 耐震性:★★
  • 耐久性:★★★★★
  • メンテナンスのしやすさ:★★★★

ひとくちに瓦と言っても色々な種類のものがあります。

以下、簡単に解説していきます。

陶器瓦

最もよく使われているのは、「陶器瓦」です。

粘土を瓦の形にしたうえで水で溶かした釉薬(ゆうやく:ガラス質の粉末)をかけ、焼き上げてできた瓦です。

特徴としては、寿命が半永久かつメンテナンスも基本的に必要ありません。

色も釉薬を溶かす際に選べますので、さまざまな色を選ぶことができます。

セメント瓦

その名の通り、セメントで出来たものが「セメント瓦」です。

陶器瓦よりも安いため1970年から1980年代にかけて、広く普及しました。

見た目は陶器瓦に似ていますが、塗装されているため表面にざらつきがあり、その塗装を10年に一度くらいのペースで行う必要があります。

モニエル瓦(コンクリート瓦)

セメント瓦と同じく主成分はセメントで、さらにそこに砂利をまぶしたもの(コンクリート)で出来ているのが、「モニエル瓦」(コンクリート瓦)です。

主成分が同じなため、モニエル瓦もセメント瓦と呼ぶ業者も多いです。

セメント瓦と見た目はほぼ一緒ですが、見分け方としては瓦の裏側にモニエルの「M」のマークが付いているためそこで判別が出来ます。

セメント瓦と同じく、定期的な塗装が必要です。

いぶし瓦

陶器瓦の製造にプラスして、最後に燻す工程を入れて出来たものが「いぶし瓦」です。

昔ながらの典型的な日本家屋でよく見る銀色の瓦がこれにあたります。

特徴としては、陶器瓦の一種として考えていいものなので耐久性が高いことと、何より伝統的な日本の建築物に非常に合う美観と存在感があります。

防災瓦

素材は陶器で出来ていて、その名の通り風や地震などの揺れから瓦が落ちないように工夫された防災対策のある瓦です。

瓦と瓦をそれぞれひっかけるツメと穴があって、それによって固定することができるのが特徴です。

ルーガ(ROOGA)

こちらは、屋根材メーカーのケイミューから出ている『商品名』です。

主成分はセメントですがそこに特殊な樹脂が混ぜてあり、強度が高く重量も陶器瓦の約1/2で耐震性も高いものとなっています。

注意すべき点として、どの業者でも施工できるわけではなくメーカーが認定している「ルーガショップ」の会社でなければ施工が出来ません。

性能がいい分、価格は一番高い屋根材となっております。

形状の種類

さらに、瓦には形状にも種類があります。
昔ながらの日本家屋に使われているもので、小さな波を打っている「和瓦(J型:ジャパンのJ)」、フラットな形状の「平板瓦(F型:フラットのF)」、大きな波を打っている「洋瓦(S型:スパニッシュのS)」があります。

瓦屋根のメリット

一番はやはり耐久性が高いことです。

セメント瓦のように定期的に塗装をしないといけない瓦もありますが、基本的に寿命は半永久と言ってもよいでしょう。

瓦屋根のデメリット

重いので屋根材だけで考えた場合耐震性は一番低いです。

ただし、家を建てる際屋根材により重量が違うことから強度計算が違ってきます。

瓦の重さに耐えられる構造で建てているため今瓦の家が耐震性が非常に劣るというわけではありませんが、新しく葺き替え工事を考える場合基本的に上に載せるものが軽ければ軽いほど耐震性は高くなります。

メンテナンス方法

セメント瓦だけ定期的に塗装が必要です。

しかし、基本はどの屋根材よりも一番メンテナンスの必要がないものです。

スレート屋根の特徴

スレート

  • 価格(買いやすいか):★★★★★
  • 重さ:★★★
  • 耐震性:★★★
  • 耐久性:★★
  • メンテナンスのしやすさ:★

特徴

スレートは粘板岩を薄い板状に加工したもので、天然のスレート(粘板岩)とスレートに見えるようにセメントを加工した化粧スレートがあります。

日本で屋根材として使われているのは、ほぼ化粧スレートの方です。

スレートと呼ばずに「コロニアル」「カラーベスト」と呼ぶこともありますが、これは日本最大手屋根メーカーのケイミュー株式会社が販売しているスレートの商品名のことです。

安価な屋根材のため近年多く使用されるようになっている一方で、耐用年数が他の屋根材に比べると短いです。

定期的に塗装を行わないといけないため、メンテナンス費用は瓦に比べるとかかってきます。

スレート屋根の注意点

スレート屋根にはアスベスト(石綿)が含まれているものがあります。

2000年以前に作られたスレート屋根には、人体に影響するアスベスト(石綿)がセメントの強度を高めるために用いられていました。

その後2004年、2006年とアスベストに対しての法改正があり、屋根材での使用は実質出来なくなりました。

その結果、スレート屋根から屋根葺き替え工事をする際に現状のスレートを処分する際の処分費用は非常に費用が掛かります。

スレート屋根のメリット

屋根材の中では一番安価で、建売住宅などでは一番多く使われています。

また、瓦に比べると1/3程度の重さになるので耐震性としては安心できます。

スレート屋根のデメリット

寿命としては一番短く、さらに寿命を延ばすために定期的な塗装工事が必要になります。

メンテナンス方法

10年に一度塗装が必要です。

塗装をしないと、コケが生えたりひび割れが多く出たりして、結局屋根葺き替え工事(もしくはカバー工法)の時期を早めることになりますので必要なメンテナンスです。

ガルバリウム鋼板屋根の特徴

ガルバリウム

  • 価格(買いやすいか):★★★
  • 重さ:★★★★★
  • 耐震性:★★★★★
  • 耐久性:★★★★
  • メンテナンスのしやすさ:★★★

特徴

金属屋根と言うと「ガルバリウム鋼板」が最近だと真っ先に出てきます。アルミニウムと亜鉛とシリコンを組み合わせた合金をメッキしてできた鋼板のことです。

屋根材の歴史としては一番浅いですが近年では一番多く使われていて、特徴は軽くて丈夫という点です。

屋根のリフォーム工事においても最も採用されるのがガルバリウム鋼板で、瓦からガルバリウム鋼板、スレートからガルバリウム鋼板(葺き替え工事もしくは、カバー工法)になることが最も多いです。

価格は、スレートよりも高く瓦よりは安価です。

ガルバリウム鋼板屋根のメリット

軽量なため、近年住宅業界において耐震性に注目されています。瓦の1/10、スレートの1/3しか重量がありません。

さらに耐久性が高いということもあり、総合的に一番バランスが取れています。

ガルバリウム鋼板屋根のデメリット

他の屋根材に比べると、雨音が聞こえやすい点があります。

防音対策としてガルバリウム鋼板の裏側に防音効果のある断熱材も最近多く出てきておりますので、選定する時に気を付けましょう。

よく使うメンテナンス方法

スレート屋根ほどではないですが、定期的に塗装が必要です。

アスファルトシングルの特徴

アスファルトシングル

  • 価格(買いやすいか):★★★★★
  • 重さ:★★★
  • 耐震性:★★★
  • 耐久性:★★★
  • メンテナンスのしやすさ:★★★

特徴

その名の通り、アスファルトが主な原材料の屋根材です。

シート状になっているため他の屋根材に比べると存在感が少ないですが、その分ガルバリウム鋼板に続いて軽い素材になっています。

ただ、日本では瓦、スレート、ガルバリウム鋼板に比べるとシェア率は圧倒的に低いです。

アスファルトシングルのメリット

ガルバリウム鋼板に続いて軽い素材です。

さらに、スレート屋根に比べると耐久性が高いです。

どの屋根材よりも優れているという項目はありませんが、総合的にバランスの取れた屋根材と言えます。

アスファルトシングルのデメリット

屋根材として軽いことがメリットです。

スレートよりも軽いことが特徴です。

またスレートほど屋根の塗装を行う必要はありません。

メンテナンス方法

スレートほど定期的に塗装を行う必要はありません。

とはいえ、美観や表面の石の剥がれが気になる場合、また屋根材の劣化を遅らせたいという場合は塗装が必要になります。

目的に合わせた屋根材の選び方

価格が気になる方向けの適した屋根材

  • アスファルトシングル
  • スレート
  • ガルバリウム鋼板

地震対策(耐震性)が気になる方向けの適した屋根材

  • ガルバリウム鋼板
  • アスファルトシングル
  • スレート

屋根寿命が気になる方向けの適した屋根材

  • ガルバリウム鋼板
  • アスファルトシングル

まとめ

屋根材を選ぶ際には、主に瓦、ガルバリウム、スレートが定番です。

メンテナンス頻度、価格、見た目といった重視したい特徴について意識しておくと、屋根材選択で失敗を避けることができます。

  • 価格面では、アスファルトシングル
  • 耐震性では、ガルバリウム鋼板
  • メンテナンス頻度では、瓦

また屋根の劣化や雨漏りが気になるという方は屋根塗装やカバー工法、葺き替えを検討するタイミングと言えます。

無料で相談、見積もりまでできますので、少しでもご不明点があれば屋根工事パートナーズまでお気軽にお問い合わせ下さい。
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よくある質問

  • 結局一番いい屋根材は何ですか?

    総合判断です。
    地震が多くなり、耐震性ではガルバリウム鋼板ですが、美観や和風なお家には瓦、価格を抑えたければスレート、アスファルトシングルの選択肢も出てきます。

  • 価格が安い屋根材は何ですか?

    アスファルトシングルとスレートです。この2つほぼ変わりません。

  • 工期が短い屋根材はどれですか?

    屋根葺き替え工事ならアスファルトシングル。カバー工法で考えるならガルバリウム鋼板です。

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屋根材で一番人気!ガルバリウム鋼板屋根の特徴・価格からメンテナンス方法を解説! https://www.yanekouji-partners.jp/material/294 Wed, 22 Sep 2021 00:58:47 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=294 ガルバリウム鋼板の屋根はリフォームや新築時の屋根材で候補になる屋根材ですが、聞き慣れなくどんな屋根材なのかイメージがつきにくいかと思います。

ガルバリウム鋼板は人気の屋根材ですが、デメリットも存在するので比較した上で屋根材を選ぶことが大切です。

この記事ではどんな屋根材なのかから、メリット、デメリットについて紹介します。

ガルバリウム鋼板を選ぶポイントデメリットを比較することで、適した屋根材を選べるようになります。

ガルバリウム鋼板屋根ってどんな屋根材?

ガルバリウム鋼板の屋根は金属屋根の一種です。

アルミニウムと亜鉛とシリコンを組み合わせた合金をメッキしてできたものがガルバリウム鋼板です。

従来の金属屋根より耐久性が高く、重量が軽減されたので今はガルバリウムが主流の屋根材になってきています。

ガルバリウム鋼板屋根のメリット

メリット1:耐震性が高い

他の屋根材に比べて圧倒的に軽いです。

一般住宅(100㎡:30坪)における重量比較でみると、瓦が6000kg、スレートが2000kgに対して、600kgとなっています。

重いものが上に来ると重心が上に来て、地震などの揺れの時に横揺れが激しくなります。

近年耐震性を重要視するようになり、屋根材の重量を気にされる方が多くなってきている中でこの違いは圧倒的です。

メリット2:耐久性が比較的高い

スレート屋根よりも耐久性(寿命)が長いです。

メンテナンスで定期的な塗装が必要にはなりますが、他の屋根材に比べひび割れが起きることがありません。

また、最近のガルバリウム鋼板のメーカーの穴あき保証期間が25年や30年の長いものが出てきているくらいなので、製造メーカーとしても自信の表れとなっております。

メリット3:価格が高くない

瓦よりも部材代、工事代ともに費用が安いです。

ガルバリウム鋼板屋根のデメリット

デメリット1:雨音が気になる

金属でできていて形状が板なので、雨の音が他の屋根材に比べどうしても気になってしまいます。

ただし、最近は裏面が断熱材と一体になったものが多くなってきています。

それがクッション材の役割にもなり遮音性の効果を上げているため、対策さえしていればそこまで気になるほどではありません。

デメリット2:耐久性が高くない

メリットでも記載した内容ですが、さすがに寿命が半永久と呼ばれる瓦に比べると劣ってしまいます。

とはいえ保証期間も長く、相対的に見て低いわけではありません。

デメリット3:価格が安くない

スレートと比べると割高という意味合いです。

ただ瓦より安くはなるので、高くもなく安くもないといった価格帯になります。

ガルバリウム鋼板屋根の「縦葺き」「横葺き」の違い

縦葺きとは?

縦に長い屋根材で、軒から棟までの寸法に合わせていく葺き方です。

一般住宅においては、事前に屋根の縦の長さに合わせて加工したものを工事日に持っていき、その1枚で軒から棟まで葺いて行き、順番に同じ作業を横に展開していきます。

このことから、長方形の計上の「切妻」屋根、もしくは「片流れ」屋根で採用をして、四方に傾斜する形状の「寄棟」屋根では行いません。

さらに、つなぎ目がなく雨水が流れやすいことから。低勾配の屋根でも葺くことができるのが特徴です。

横葺きとは?

横に長い屋根材で、軒部分から左右につなぎ合わせていき、それを棟の方へと順番に葺いていく方法です。

金属屋根の葺き方では、横葺きが圧倒的に多いです。

理由としては、「切妻」「寄棟」の両方に対応できること、断熱材一体型のものがあること、さらに、縦縞よりも横縞の方がデザイン的に好まれることが多いためです。

選ばれることが多いため、そもそも屋根材メーカーが製造しているものも当然、横葺きの方が多くなっています。

ガルバリウム鋼板屋根の人気メーカー

アイジー工業株式会社 スーパーガルテクト

スーパーガルテクト
アイジー工業株式会社 スーパーガルテクト商品ページ

参考設計価格:7,310円 / ㎡

ケイミュー株式会社 スマートメタル

スマートメタル
ケイミュー株式会社 スマートメタル商品ページ

参考設計価格:5,480円 / ㎡

ニチハ株式会社 横暖ルーフS

横暖ルーフS
ニチハ株式会社 横暖ルーフS商品ページ/

本体価格:6,690円 / ㎡

ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスは何をすればいい?

目安の年数 価格
屋根塗装 10〜12年 45〜75万円(塗料の種類による)
カバー工法(重ね葺き) 20〜25年 100〜140万円
葺き替え(張り替え) 20〜25年 140〜200万円(既存の屋根材による)

屋根塗装

約10年に一度のペースで必要です。

塗装をすることによって、保護膜が出来て汚れに強くなり、耐久性も向上します。

劣化を遅らせることができるため、悪くなる前に塗装することが重要です。

塗料によってもグレードがあり、当然価格も変わってきます。

屋根塗装についての詳しい記事はこちら
>>屋根塗装って必要?費用相場や方法、塗料の耐用年数を全部解説します!(弊社運営の姉妹サイトが開きます)

カバー工法

物理的にはカバー工法は可能ですが、屋根工事業者もメーカーも推奨はしておりません。

理由としては、カバー工法は今の屋根材に水平に新しい屋根材(ガルバリウム鋼板)を被せていくというものなので、既存の屋根材がたわんでいるとさらにたわむことになり、強度的にもよくありません。

カバー工法についての詳しい記事はこちら
>>屋根カバー工法(重ね葺き)の費用やメリット・デメリットは?

葺き替え

葺き替えを行うタイミングは、決まった年数が経ったら行うというより既存の屋根材の状況に合わせて行う必要があるかどうかで判断すべきです。
既に破損して穴が開いている状況である、あまりにも錆びがひどい状態である、美観を考えてそろそろ葺き替えしたいなど、それぞれの状況に合わせてとなります。

ガルバリウム鋼板の屋根はこんな人におススメ

耐震性が心配な人

年々地震の頻度が多くなり、耐震性を気にされる方が増えてきています。

そのためだけに瓦からガルバリウム鋼板に変更したいという方も増えてきています。

そのため、耐震性も選ぶポイントに置かれている方は迷いなくガルバリウム鋼板への変更がお勧めできます。

シンプルなデザインが好きな人

これは好みによりますが、ハゼ(つなぎ合わせている部分)が縦縞か、横縞かだけです。

デザインがシンプルなため、好まれています。

カラーバリエーションも豊富なので、自分の好みに合わせることができます。

価格を抑えてスレート屋根からの屋根工事を考えている人

築20年を越えているお宅の屋根で現在スレート屋根のお宅は、アスベストが含まれている可能性があります。

今では、アスベスト付きのスレート屋根はありません。

アスベストは人体に影響がありますので、葺き替え工事をする際は処分する際に大変な費用が掛かります。

ただ、ガルバリウム鋼板を使ったカバー工法ならその上に被せる形で工事が出来ますので、費用を抑えて修繕が出来ます。

工期の短さが大事な人

あまりいないとは思いますが、工事期間を短くしたいのならガルバリウム鋼板が一番早いです。

もちろん、瓦が一番工期としては長くなります。

ガルバリウム鋼板屋根のメンテナンスは施工の質が大事

金属加工に職人の腕の差が出る

屋根の上で屋根の形に合わせて屋根材を加工します。

その加工の出来栄えで、美観はもちろんおさまりによって浸水のリスクも変わってきます。

特に隅棟部分と軒部分は加工に時間が掛かり、またその仕上がり具合も変わってくる部分です。

経験値の高い業者を選ぶようにしましょう。

下葺き材と下地材も要確認

既存の屋根材の下の下葺き材(防水シート)や、さらにその下の下地材(野地板)まで劣化が言っていないかの確認も重要です。

工事までの事前の現地調査を慎重に行うことで、劣化具合を見てどこからどこまで工事が必要かを信頼できる屋根工事業者に見ていただく必要があります。

工事前に屋根の状態の説明をする際に一切その部分の説明をしない業者は要注意です。

ガルバリウム鋼板でも様々な種類がある

ガルバリウム鋼板と言っても、種類は多くあります。

新しい屋根材の説明の際、どうしてその屋根材を選んで提案したのか、他の屋根材と違うところはどこかなどしっかり説明を聞いて、後悔のないようにする必要があります。

耐久性、保証期間、費用、材質の特徴、デザイン(色合い)などいろいろな金属屋根がありますので、最終的にはその中からお客様自身が納得できるものを選ぶことが大事です。

まとめ

ガルバリウム鋼板は、近年一番人気となった屋根材です。

ここでメリット、デメリットを簡単にまとめてみます。

  • メリット:高耐震 / 比較的高い耐久性 / 高額ではない
  • デメリット:雨音が気になるかも / メンテナンスフリーではない / 安くはない

もちろん特徴やデメリットを把握することは大切です。

しかし、見落としがちなのは「その屋根をしっかり取り付けたり、メンテナンスをしてくれるのか?」というところです。

職人の技術力や知識不足によって屋根裏の浸水が発生したり、美観を損ねてしまうこともあります。

屋根工事パートナーズでは、施工実績が豊富でお客様のご要望に合わせた工事が行える業者のみご紹介をするサービスを行っています。

無料で相談から見積もりまでできますので、まずは下記よりお気軽にご相談ください。

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よくある質問

  • 金属屋根の中で、ガルバリウム鋼板よりも性能の良いものはありますか??

    目安は、建ててから7~10年で塗装したことがない時や、過去に一度塗装していて、7~10年ほど経っている時は、まだ塗装でもいいことが多いです。ただ、それも今の屋根の状況によるので、専門業者に見てもらっての判断してもらいましょう。

  • ガルバリウム鋼板の寿命はどのくらいですか?

    25年から30年くらいです。
    それに伴って、屋根材メーカーの穴あき保証も最近は25年や30年のものが付くようになってきました。

  •  

  • 錆びてしまった場合は、どうすればいいですか?

    軽度のものでしたら錆びとり専用の塗装もありますので、まずは塗装で十分かどうか専門業者に見てもらいましょう。全体的に錆びて、さらに進行している状況なら葺き替え工事をオススメします。

  •  

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ガルバリウム・トタン屋根の葺き替えの費用や単価はいくら? https://www.yanekouji-partners.jp/reroof/235 Mon, 23 Aug 2021 03:44:31 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=235 トタン屋根やガルバリウム鋼板が劣化してきたから何かメンテナンスをしたい、でも新しく屋根材を葺き替えて新調するとしたらどれくらい費用がかかるの?と悩むかたもいらっしゃるでしょう。

金属屋根(トタン・ガルバリウム鋼板)の葺き替えの費用相場は120-180万円ほどです。

工事をするうえである程度相場感や工事について知らないと、高額の工事をした後こんなハズじゃ・・となりかねません。

この記事では金属屋根の葺き替え工事について以下のことを解説します。

  • トタン、ガルバリウム鋼板屋根の葺き替え費用の相場
  • 葺き替え後に良く選ばれる屋根材
  • 金属屋根の葺き替え時に注意すべきこと

金属屋根とは?

ガルバリウム鋼板屋根とトタン屋根の違い

金属屋根と言うと、「ガルバリウム鋼板」が最近だと真っ先に出てきますが、かつては金属屋根は「トタン屋根」と呼ばれていました。
どちらも鋼板(鉄)ですがガルバリウム鋼板は、アルミニウムと亜鉛とシリコンを組み合わせた合金をメッキしてできた鋼板のことです。

一方、トタン屋根は、ほぼ亜鉛でメッキした鋼板のことを指します。ですので別名亜鉛メッキ鋼板とも言います。

ガルバリウム鋼板屋根とトタン屋根の施工方法の違い

ガルバリウム鋼板は縦葺き、横葺き等いくつか種類があるのに対して、トタン屋根はほぼ金属瓦棒葺きと呼ばれます。

見た目としては、軒側に対して、等間隔で線が入っていて、その線の中に芯木のある葺き方になります。
逆にガルバリウム鋼板で金属瓦棒葺きは珍しいケースです。金属瓦棒=トタン屋根という覚え方をしても構わないと思われます。

耐久性は、当然ガルバリウム鋼板の方が高いので、最近建てられている一戸建てで採用されている金属屋根は、ほぼガルバリウム鋼板です。

築年数が古く、これから葺き替え工事を検討されている方の金属屋根の場合は、トタン屋根のケースがほとんどです。

金属屋根(ガルバリウム鋼板、トタン屋根)の耐久性や葺き替えるべき状況

金属屋根(ガルバリウム鋼板、トタン屋根)の耐用年数 

ガルバリウム鋼板:25-30年
トタン屋根:15-20年

カバー工法でなく葺き替えるべき状況を解説

金属屋根の場合は、カバー工法が物理的に出来ないわけではありませんが、薦める業者はよほどのことがない限りありません。
理由としては、カバー工法の場合、古い屋根材の上に新しい屋根材をかぶせる方式のため、古い屋根面自体がたわんでいたり、歪んでいる場合には採用することができないからです。

スレート屋根のように固いセメント材の屋根材は屋根材自体がたわんだり、歪になったりすことはありません。
しかし、屋根工事を必要とする程に劣化している金属屋根の場合は、その材質上ほぼ須らく金属自体がたわんでいて水平になっていません。

ですので金属屋根の場合はカバー工法が採用されることはなく、葺き替え工事になることが一般的となっています。

カバー工法は、既存の屋根がスレート屋根の場合のみと考えておきましょう。

葺き替えるタイミングとしては、金属ですので全体的に錆びがひどくなってきた状態が一番分かりやすいと思います。
特にトタン屋根は錆びやすく、その部分から浸水していき、雨漏りの原因になるからです。

金属屋根(ガルバリウム鋼板/トタン)の葺き替え費用

金属屋根の葺き替え費用は120-180万円ほどです。
葺き替え後の屋根材は次第で相場が変わります。

※2階建て25坪(80㎡)お家を想定

工事後の屋根材 工事費用
瓦屋根 130~180万
ガルバリウム鋼板 140~180万
スレート 120~160万円
アスファルトシングル 120~160万円

・撤去費用 2000~3000円(㎡あたり)

金属屋根の葺き替え後によく選ばれる屋根材とは?

ガルバリウム鋼板

軽くて丈夫ということで、最近一番人気な屋根材です。
トタン屋根が、成分がほぼ全て亜鉛に対して、アルミニウムと亜鉛とシリコンを組み合わせた合金をメッキしてできた鋼板のため、耐久性が非常に高いです。

最近では、屋根だけでなくて、外壁でも採用されることが多くなってています。今までの屋根がトタン屋根の場合でも、ガルバリウム鋼板の場合でも、新しく葺く屋根材がガルバリウム鋼板ですと、外観もそれほど変わらないので、ほぼ全てガルバリウム鋼板が選ばれます。

スレート

価格が安いということで、スレートにされる方もごく稀にいらっしゃいます。
あくまでもスレートに葺きかえることができるということで、屋根材の寿命と、メンテナンスの頻度、外観を考えると選ぶ方はほとんどいらっしゃいません。

金属屋根が一番重量が軽いのに対して、瓦は重量が圧倒的に重いので、耐震基準の点から瓦への葺き替えは基本的にはできません。
ただし、新築時に屋根材を瓦にも対応できるように、耐震性の高い住宅を建てていた場合は瓦への葺き替えも可能ですが、金属屋根から瓦屋根にすることは、ほぼゼロと思っていただいてもおかしくはありません。

金属屋根に葺き替える際に注意すべきこと

塗装で十分ではないか

家が建ってまだ10年くらいの場合は、まずは塗装をして、寿命を延ばすことを考えましょう。

価格も抑えられるので、専門業者に見てもらって、塗装で十分かどうかの診断が必要です。

雨音対策が出来ているか

金属屋根は、他の屋根材と比較して一番のデメリットは、雨音が響くということがあります。
音が気にならない方はいいのですが、気になる方は、屋根材の裏に「断熱材」がついている断熱材一体型のガルバリウム鋼板を選ぶことを忘れないようにしましょう。断熱効果だけではなくて、遮音効果も高まります。

下葺き材(防水シート:ルーフィング)、下地材(野地板)まで劣化していないか

つなぎ目(ハゼ)のところから浸水していて、屋根材の下の下葺き材と、下地材まで劣化している場合は、それらも一緒に取り替えないといけません。
専門業者にしかわからないことですので、工事に入る前の現地調査の際にしっかり見てもらうようにしましょう。

ガルバリウム鋼板/トタンの屋根葺き替え費用まとめ

この記事ではガルバリウム鋼板・トタン屋根の葺き替え工事について解説してきました。
内容をまとめてみます。

  • ガルバリウム鋼板やトタン屋根の葺き替えの費用相場は120-180万円
  • カバー工法は選択肢に入りづらい
  • 築年数が古い金属屋根はトタン屋根の可能性が高い
  • 最近建てられた戸建ての金属屋根がガルバリウム鋼板が多い

下地材の確認は専門業者に点検を依頼してみて判断するのがベストです。

屋根工事パートナーズでは地元で腕が良く評判の高い業者を紹介し、安心して屋根工事を行うお手伝いをしています。
まずは下記のリンクよりお問い合わせ下さい。
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金属屋根葺き替えであるよくある質問

  • 錆びている屋根面だけの葺き替え工事をお願いしても良いのでしょうか?

    お勧めできません。
    工事する箇所が少なくなれば、その分費用を抑えることはできます。しかし、新しい屋根材に合わせて、板金の各つなぎ目を加工していくのでゆがみになると浸水のリスクが高まります。また、屋根材の寿命は、全面が均等に出てくるものです。今は、一部だけ分かりやすく劣化しているかもしれませんが、そんなに先ではない将来、他の箇所も同じように劣化してきます。

  • 塗装で十分な時はどういう場合なのでしょうか?

    目安は、建ててから7~10年で塗装したことがない時や、過去に一度塗装していて、7~10年ほど経っている時は、まだ塗装でもいいことが多いです。ただ、それも今の屋根の状況によるので、専門業者に見てもらっての判断してもらいましょう。

  • 工事中に雨が降ってきたらどうするのですか?

    ブルーシートを敷きます。
    もしくは、新しい(防水シート:ルーフィング)が敷いてあれば、よっぽどのことがない限り、雨水を防ぐことができます。今は雨漏りしていなくても劣化が進んでいて、葺き替え工事をしないといけない場合もございますし、雨漏りが起きている原因によります。

  •  

  • 「横葺き」と「縦葺き」だと、どちらがいいのでしょうか?

    どちらもでも構いません。好みです。唯一基準を設けるとしたら、屋根の勾配角度です。低勾配の場合(2.5寸:約14度 以下)は、縦葺きしか選べません。どちらが良いというよりも、選択肢として縦葺きのものしか屋根工事業者からもご提案がないことになります。理由は、横葺きは各段ごとにハゼと呼ばれるつなぎ目があるため、勾配が緩いと雨水が軒先の方に流れにくくなるためです。

  •  

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カラーベスト・コロニアルの屋根葺き替えの費用や単価はいくら? https://www.yanekouji-partners.jp/reroof/224 Mon, 23 Aug 2021 02:29:10 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=224 カラーべスト・コロニアルの屋根から葺き替えたい、もしくは今の屋根材からカラーベストやコロニアルの屋根に屋根を張り替えることを考えている方への記事です。

葺き替え費用としては120~180万円ほどかかることを知っておきましょう。

その上で、スレート屋根(コロニアル・カラーベスト)の特徴や葺き替える際の注意点、葺き替えるべきなのかをこの記事では解説していきます。

スレート以外の屋根の葺き替え工事についての記事はこちら
>>屋根の葺き替え工事とは?費用相場から工程・メリットデメリットを解説

スレート屋根(カラーベスト・コロニアル)とは?

スレートは、粘板岩を薄い板状に加工したものです。
天然のスレート(粘板岩)と、スレートに見えるようにセメントを加工した化粧スレートがあります。

日本で屋根材として使われているのは、ほぼ化粧スレートの方です。

スレートと言わずに、「コロニアル」「カラーベスト」と呼ぶことがありますが、これは日本最大手屋根メーカーのケイミュー株式会社が販売しているスレートの商品名のことです。

安価な屋根材のため、近年多く使用されるようになっている一方で、耐用年数が他の屋根材に比べると短いことと、定期的に塗装を行わないといけないためにメンテナンス費用は瓦に比べるとかかってきます。

スレート屋根の耐久性や葺き替えるべき状況

1.スレート屋根(コロニアルやカラーベスト)の耐用年数の点

コロニアルやカラーベストといったコロニアル屋根の耐用年数は20-25年です。
25年近くなったタイミングは葺き替えを検討するタイミングと言えるでしょう。

2.下地材の劣化具合

スレート屋根の場合は、葺き替え工事ではなく、カバー工法(スレートの上に金属屋根を被せる工法)を採用することが最近は多いです。

屋根材の下にある下地材(野地板)が劣化している場合は、それ自体を取り替えるか、もしくは増し張りと言って、強度を高めるために下地材(野地板)を二重にする必要があります。

その際はカバー工法ではなくて、葺き替え工事をすることになります。

スレート(カラーベスト・コロニアル)の葺き替え費用相場と単価

スレート屋根の工事費用は120~180万円万円ほどです。アスベストが含まれているスレートですと撤去費用がかかるため料金が割高になる傾向があります。
※2階建て25坪(80㎡)お家を想定

工事後の屋根材 工事費用
瓦屋根 130~180万
ガルバリウム鋼板 140~180万
スレート 120~160万円
アスファルトシングル 120~160万円

・撤去費用 2000~3000円(㎡あたり)
・撤去費用(アスベストが含まれている場合)  30000~85000円(㎡あたり)

費用は葺き替え後の屋根材によって金額は大きく変わってきます。

下記ではスレートから屋根を葺き替える際に良く選ばれる定番の屋根材について解説します。

スレート屋根の葺き替え後によく選ばれる屋根材とは?

ガルバリウム鋼板

軽くて丈夫ということで、最近一番人気な屋根材です。
アルミニウムと亜鉛とシリコンを組み合わせた合金をメッキしてできた鋼板です。屋根だけでなくて、外壁でも採用されることが多くなってきております。

スレート

金属のガルバリウム鋼板に比べれば少ないですが、新しく葺く屋根材もスレートにする場合もあります。やはり、価格が安いことが魅力的です。

瓦は、重量が圧倒的に重いので、耐震基準の点からスレートから瓦への葺き替えは基本的にはできません。
ただし、新築時に屋根材を瓦にも対応できるように、耐震性の高い住宅を建てていた場合は瓦への葺き替えも可能です。外観や、その後の屋根材の寿命、塗装などのメンテナンスを必要としないことに利点を感じて、瓦に葺き替える方はごく稀ではありますがいらっしゃいます。

スレート屋根に葺き替える際に注意すべきこと

塗装で十分対処できるのか考える

家が建ってまだ10年くらいの場合は、まずは塗装をして、寿命を延ばすことを考えましょう。
価格も抑えられるので、専門業者に見てもらって、塗装で十分かどうかの診断が必要です。

ただ、塗装ができないスレート(商品名:パミール、レサス、シルバス)もあるので、注意しなければいけません。

アスベストが含まれているスレートか

人体に影響するということで、2006年に法改正が行われ、現在製造されているスレートにはアスベストが含まれておりません。
しかし、それ以前に葺かれている屋根ではアスベストが含まれているものがあります。

アスベスト含有のスレートの場合は、通常の処分方法は適用できないため、費用がかさんでしまいます。ですのでその際には、撤去を必要としないカバー工法を選択する方がベストです。

下葺き材(防水シート:ルーフィング)、下地材(野地板)まで劣化していないか

屋根材の下の下葺き材と、下地材まで劣化している場合は、それらも一緒に取り替えないといけません。専門業者にしかわからないことですので、工事に入る前の現地調査の際にしっかり見てもらうようにしましょう。

スレート(コロニアル、カラーベスト)の葺き替えまとめ

この記事ではスレート(コロニアル・カラーベスト)屋根の方向けに葺き替えの費用の相場を解説してきました。
ここでポイントをまとめてみます。

  • アスベストが含まれているか、葺き替え後の屋根材によって相場は変わる
  • 塗装で済むのか一番先に考える
  • 下地材が傷んでいない場合、カバー工法の方が良い

下地材の確認は専門業者に点検を依頼してみて判断するのがベストです。

屋根工事パートナーズでは地元で腕が良く評判の高い業者を紹介し、安心して屋根工事を行うお手伝いをしています。
まずは下記のリンクよりお問い合わせ下さい。
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瓦屋根葺き替えであるよくある質問

  • 葺き替え工事か、カバー工法かどちらが良いのでしょうか?

    総合判断です。現在、圧倒的にカバー工法が多いですが、下葺き材や、下地材の状態にもよりますし、耐震性を考えて、少しでも軽くしたいという方もいらっしゃいます。

  • 塗装で十分な時はどういう場合なのでしょうか?

    目安は、建ててから7~10年で塗装したことがない時や、過去に一度塗装していて、7~10年ほど経っている時は、まだ塗装でもいいことが多いです。ただ、それも今の屋根の状況によるので、専門業者に見てもらっての判断してもらいましょう。

  • 工事期間は、どのくらいかかりますか?

    4日~8日間です。(足場の組み立て・解体を含む)新しい屋根材や、屋根の大きさ、屋根形状によって工期は変わってきます。

  • 工事中に雨が降ってきたらどうするのですか?

    ブルーシートを敷きます。
    もしくは、新しい(防水シート:ルーフィング)が敷いてあれば、よっぽどのことがない限り、雨水を防ぐことができます。今は雨漏りしていなくても劣化が進んでいて、葺き替え工事をしないといけない場合もございますし、雨漏りが起きている原因によります。

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瓦を葺き替えるべき症状と費用は?おススメ屋根材も解説 https://www.yanekouji-partners.jp/reroof/208 Mon, 16 Aug 2021 03:10:06 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=208 瓦屋根の葺き替え工事って費用相場や本当にやるべきなのかわかりにくいですよね。

実は、瓦の葺き替え費用はおよそ80-250万ですがか瓦からなんの屋根材に替えるかによって費用は大きく変わってきます。

そこで今回は、瓦を葺き替えるタイミングや瓦から葺き替えた場合の屋根材別にかかる費用について解説していきます。

瓦以外の屋根の葺き替え工事についての記事はこちら
>>屋根の葺き替え工事とは?費用相場から工程・メリットデメリットを解説

瓦屋根の葺き替え工事費用は?

瓦屋根の葺き替え費用は、葺き替えをする屋根材によって幅広くおよそ80万円~250万円となっています。
※2階建て30坪のお家を想定

工事後の屋根材 工事費用
アスファルトシングル 120~250万円
ガルバリウム鋼板 80~170万円
石粒付きジンカリウム鋼板 120~180万円
ルーガ 120~230万円

※足場・瓦処理費用を含む
※瓦の撤去費用を含む

葺き替え費用が変わる理由は、大きく三つです。
1つは、葺き替える屋根材によって材料代が大きく違うこと。
2つめは、葺き替える屋根材によって必要な手間が違うため、工事日数や職人さんの人数が大きく変わってくることによる工事代の違い。
そして最後の3つめは、現在葺かれている元の屋根材の処分費用の違いです。

また瓦屋根を葺き替えた後の屋根材に関してメジャーなものの特徴をご紹介します。

瓦屋根から葺き替える人気屋根材3選

ガルバリウム鋼板

屋根だけでなくて、外壁でも採用されることが多くなってきております。

どの屋根材でも屋根葺き替え工事において、一番採用されていますが、特に耐震性を気にして、重い瓦からガルバリウム鋼板を選ぶ方が多いです。

スレート

瓦よりは軽く、ガルバリウム鋼板よりは安くできます。ただ、その後に定期的に塗装を行わないとコケが生えてきてしまうということがあるので、メンテナンスの頻度は一番多いです。

安価であるため、ガルバリウム鋼板と同じく屋根材として多く利用されています。天然のスレート(粘板岩)と、スレートに見えるようにセメントを加工した化粧スレートがあり、日本で屋根材として使われているのは、ほぼ化粧スレートの方です。

現在の屋根材がスレートで、ガルバリウム鋼板へのカバー工法を採用するには、スレートの下にある下地材(野地板)まで腐食や劣化が進み過ぎてしまっている方が多いです。

日本瓦

外観を気にして、今の日本家屋との相性を気にされている方は、やはり新しい屋根材でも瓦を選ぶ方はまだ一定数いらっしゃいます。さらに、最近では金属でできたら軽い金属瓦も出てきております

瓦でも日本古来の粘土でできている陶器瓦ではなく、スレートと同じ材質のセメント瓦が新築時に採用されているケースがありますが、本来の日本瓦はその後の塗装も必要とせずメンテナンスフリーの屋根材です。(セメント瓦はスレート同じく定期的な塗装が必要です)
耐震性の問題から、最近は瓦自体の施行が少なくなってきております。

既存の屋根が、瓦で、日本家屋としての外観を気にされている方は、新しい屋根材も瓦を選ぶことが多いです。屋根材の中で瓦が一番重いため、瓦以外の屋根材から瓦への葺き替えは建物の耐震性の問題でできません。

瓦屋根の耐用年数と葺き替えのサイン

瓦の種類 耐用年数
粘土瓦 50年以上(半永久)
セメント瓦 40年-50年

コケが生えてきた

検討度合い:低
高圧洗浄で落とせるので、これだけで葺き替え工事を行う必要はありません。ただし、そのコケが影響して、水が貯まり、一部のところから浸水して、下葺き材や下地材にまで影響してくる可能性があるので、コケ自体は取り除く必要があります。

部分的な瓦のズレ、割れ

検討度合い:低
長年の雨風により、瓦がitる一部ズレている場合は、そのズレを直してもらっただけで十分なケースが多いです。ただ、隅棟(屋根の端)から全て調整していく必要があるので、ご自分でやらずに専門業者に施行してもらう必要があります。割れている場合も、その瓦だけ交換することで、全面の葺き替え工事まで行う必要はございません。

漆喰の剥がれ

検討度合い:低~中
瓦を止めている漆喰が剥がれている場合も、その部分だけ補修を行えば、葺き替えをする必要がないことが多いです。

部分的に瓦が抜け落ちている

検討度合い:中~高
解説:2-3行ほど
抜け落ちている瓦の数と、抜け落ち方によります。経年劣化によって、屋根自体たわむことによって瓦が抜けてきているようですと、葺き替えを検討しないといけませんが、その一部の瓦自体に問題があれば、交換ですみます。

屋根自体に歪みがある

検討度合い:中~高
これは、瓦というよりも、その下の下地材(野地板)に問題があり、劣化してきていて瓦の重さに耐えられない状態になっているので、野地板も含めた葺き替え工事が必要になります。

雨漏り

検討度合い:低~高
雨漏りの原因によるので、何とも言えません。原因が、その雨漏りの箇所だけなのであれば、部分的な補修で葺き替え工事を必要としない場合もございます。
雨漏り箇所の特定、原因究明は経験・技術を要し、屋根工事業者間でも意見が分かれることがありますので、複数の会社にチェックをしてもらうことをおススメいたします。

瓦屋根の葺き替えのメリット

耐震性強化

軽くなることで、耐震性の強化につながります。日本家屋の外観を気にされている方は、瓦から瓦にする場合がございますが、最近は軽いスレートや、金属屋根に変える方が多いです。

屋根の寿命が長くなる

経年劣化していた屋根材が完全に新しくなるわけですし、屋根材メーカーの製品保証もつくので、長く安心して使うことができます。

瓦屋根の葺き替えのデメリット

費用が高い

瓦の撤去、処分費用(アスベストが含まれている瓦なら、さらに高い)が掛かるので、例えばスレート屋根の上に、金属屋根を被せるカバー工法に比べるとどうしても費用が高くなります。

工事期間が長い

他の屋根材の葺き替えに比べると、どうしても瓦の撤去に時間が掛かり、工事期間が1~2日間長くなってしまいますので、その間の心的ストレスはあります。ただし、屋内に入るわけではないので、常に在宅していなければいけないわけではありません。

瓦屋根の葺き替えで使える制度

火災保険を利用する

台風などの自然災害で、屋根が被災した場合、葺き替え工事の一部もしくは全額が火災保険で賄うことができます。保険適用には条件がございますので、加入されている火災保険の条件を確認してみましょう。

補助金を利用する

各市区町村によっては、屋根工事に関しての補助金制度を設けております。こちらも条件がそれぞれで違うので、市区所のHPを見て、確認してみましょう。

まとめ

この記事では瓦屋根の屋根の葺き替えについて費用相場や、メリットデメリットについて紹介してきました。

  • 瓦屋根の葺き替え工事費用は80-250万ほど
  • 瓦屋根の葺き替えサインは年数より瓦のズレや雨漏りを目安にする
  • 瓦屋根の葺き替えは工事費用が高額になるからこそきちんと工事を行う業者に工事を依頼する

屋根の葺き替え工事は大掛かりな工事だからこそミスなく工事を行ってくれる業者を選ぶことが大切です。

屋根工事パートナーズでは、厳しい施工基準を満たした地元の工事店のみをご紹介し、安心して屋根工事を行うことのできるお手伝いをしています。

少しでもお悩みや検討をされているのであれば無料で相談、見積もり依頼までできますのでまずは下記リンクよりお問い合わせ下さい。

>>地元で評判の良い工事店に無料点検を依頼してみる

瓦屋根葺き替えであるよくある質問

  • 瓦から葺き替えの後の新しい屋根材はどれがいいでしょうか?

    耐久性、耐震性、費用、外観のどこを優先するかによりますが、最近だと金属のガルバリウム鋼板が一番人気です。

  • 修繕してもらいたい部分工事だけでもいい?

    状況によっては、部分工事だけで十分な場合があります。専門業者に見てもらいましょう。

  • 工事期間は、どのくらいかかりますか?

    足場設置も含めると1週間ほどかかります。他のどの屋根工事に比べても一番期間はかかってしまいます。

  • 雨漏りしているんだけど、葺き替え工事をしないと駄目でしょうか?

    状況によります。
    今は雨漏りしていなくても劣化が進んでいて、葺き替え工事をしないといけない場合もございますし、雨漏りが起きている原因によります。

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屋根の葺き替え工事とは?費用相場から工程・メリットデメリットを解説 https://www.yanekouji-partners.jp/reroof/194 Fri, 13 Aug 2021 07:50:36 +0000 https://www.yanekouji-partners.jp/?p=194 屋根の葺き替え工事を検討する際、ほとんどの方が初めてです。
だからこそ工事のイメージやわからないことが多いですよね。

実は、葺き替え工事の平均的な金額は、120万円~250万円と非常に幅があります。

それは、新しく葺く屋根材の種類、屋根の大きさ、屋根形状の種類、さらに、オプション工事有無(雨樋交換など)があるからです。

この記事では、屋根の葺き替えとは?からどれぐらいの費用が掛かるのか解説していきます。

屋根の葺き替え(ふきかえ)工事とは?

屋根の葺き替え工事
葺き替え工事とは、瓦やスレート、金属など現在の葺かれている屋根材を取り外して、新しい屋根材に交換する工事のことを言います。

屋根の葺き替え=屋根材の交換ですが、屋根を全部交換するという意味ではありません。

屋根は外から見えている瓦やスレートなどの屋根材の下に、下葺き材(防水シート:ルーフィング)、下地材(野地板)、垂木(野地板を支える木)があり、これらを全部ひっくるめて屋根と呼ばれます。
工事は、高所作業ですので、まず足場を設置します。

そして現在葺かれている屋根材(瓦、スレート、板金)の取り外しを行います。
この際にかなり劣化は進んでいますが、下葺き材(防水シート:ルーフィング)、下地材(野地板)の取り外しは行いません。

現状の下葺き材(防水シート:ルーフィング)の上に、新しい下葺き材(防水シート:ルーフィング)を敷き、その上に新しい屋根材を軒部分から敷き詰めていきます。
どんな屋根材の場合でも、雨水は屋根の上から下、つまり棟から軒に向かって流れます。
屋根材の重なり部分から水が入ってこないようにするために、一番下の軒部分から必ず敷き詰めていき、重なっている部分が上になるようにします。
下地材(野地板)の劣化が進んでしまっている場合は、現状の下葺き材(防水シート:ルーフィング)の上に、新しい下地材(野地板)、新しい下葺き材(防水シート:ルーフィング)を張ることもあります。
これを下地材である野地板を追加で張ることから、増し張りと呼びます。

現状の下地材(野地板)がかなり劣化が進み腐食や傷みがひどく、増し張りでも対処が難しい場合は、下地材(野地板)まで取り外し、新しい下地材(野地板)を張り、その上に下葺き材(防水シート:ルーフィング)、新しい屋根材を敷き詰めることになります。

屋根材別の種類と葺き替えの時期は?

屋根材 葺き替え時期の目安
50年以上(半永久)
金属屋根(ガルバリウム鋼板など) 30年
スレート(コロニアル・カラーベスト) 20-25年
アスファルトシングル 20-25年

上記の表に記載したものは、あくまでも目安であって、必ずということではありません。
ですので、年数というよりも、下記の項目を目安にする方がタイミングとして適しているでしょう。


・長年の経年劣化や飛来物によって
・全体的にひび割れが起きている
・破損している
・錆びが酷く穴が空いて来ている

このままではいずれ雨漏りの危険がある、もしくは既に雨漏りしているという状態が、葺き替えのタイミングです。葺き替えの他に、スレート屋根の場合は、金属屋根のを被せるカバー工法もあります。

屋根葺き替え工事の相場

屋根葺き替え工事の相場は120~250万円

葺き替え工事の平均的な金額は、120万円~250万円と非常に幅があります。

それは、新しく葺く屋根材の種類、屋根の大きさ、屋根形状の種類、さらに、オプション工事有無(雨樋交換など)があるからです。

工事費用の内訳

施工内容 施工単価
屋根の撤去費用 2000~3000円
(アスベスト処理費 30000~85000円
下地補修 2500~4000円
防水シート 500~1500円
足場費用 700~1500円
新屋根素材(瓦) 8000~15000円
新屋根材(ガルバリウム鋼板) 6500~8000円
新屋根材(スレ―ト) 5000~7000円
新屋根材(アスファルトシングル) 8000~7000円
棟板金の取り換え 3500~4500円

屋根工事業者から見積もりが出てくると、内訳も気になってくるとは思います。
見積書の内訳の書き方、項目の書き方は各社ばらばらですのであくまでも目安としてみる事をお勧めします。

屋根材もそれぞれの中でグレード(耐久性、防錆度、塗膜の高さ)があり、工事代も屋根形状が複雑になれば、その分加工の手間と時間が掛かります。
一つ一つ細かく見ていくよりも、2、3社見積もりを取ってみて、全体で比較をすることをオススメします。

屋根葺き替えのメリット

余計な出費を抑えられる

全く新しい屋根材に変わったことで、寿命がリセットされます。
一部分だけの補修の場合、金額は抑えられますが、経年劣化は屋根全体に出ている中で、ある箇所がわかりやすく修繕が必要と出てきているだけですので、近い将来また別の箇所も必要となってくることがほとんどです。
飛来物があり、その部分だけ破損しているということがない限り、全体の葺き替えをすることによって、しばらく屋根のメンテナンスは不要になり、結果として余計な出費を抑えることに繋がります。

耐震性が高くなる

基本的に、現状の屋根材の重量からは軽くなる、もしくは同じということなので、屋根が軽くなった分耐震性が高まります。軽いスレートや、金属屋根から重い瓦にするということは原則できません。(稀に、ご新築時に瓦屋根ではないにもかかわらず、耐震性が瓦適用している構造の場合は別)。
瓦は、圧倒的に重量があり、一般住宅の平均の重量で見ると、瓦6000kg、スレート2000kg、金属屋根600kgと大きな違いがあるからです。
このような違いから近年では、瓦が傷んでいるわけではないにも関わらず、地震対策として、軽い屋根材に取り替えたいという方々も増えてきています。

新しい屋根材の長期メーカー保証

最近の屋根材のメーカー保証は、25年のものが多いです。
屋根材メーカーの保証は、イコール穴あき保証という言い方をしているところが多く、葺き替えをすることによって、その安心感を得ることができます。

屋根葺き替え工事のデメリット

費用が高いところ

やはり、部分補修や、カバー工法(別ページに飛ぶ)に比べると費用はどうしても掛かってしまいます。あとどのくらいの年数を今の家で暮らすのかがポイントになります。
実は将来的な建て替えも検討しているというような方は、屋根工事業者に相談して、部分工事にしてもいいかもしれません。

工事期間が長くなる

部分補修はほとんどが1日、カバー工法も5日前後で済むところを葺き替え工事となると、1週間以上になる事がほとんどです。
カバー工法と葺き替え工事では約丸二日間長くなるとお考えください。工事の間は、屋根の方からかなり大きい工事音がします。
常に在宅していなければいけないというわけではありませんが、うるさい期間が長くなることはデメリットです。

屋根葺き替え工事の流れ(工程)

挨拶・足場の組み立て

作業時間:半日~1日
 
屋根工事は、高所作業になりますので、足場設置が必要になります。家の形が四角形ではなく複雑で合ったり、大きな家になればなるほど、時間が掛かりますが、基本的には1日で終わることがほとんどです。

既存屋根材の撤去

作業時間:1日
 
既存の屋根材撤去は、4人で現場に乗り込むこともあれば、その倍の8人で入ったりと現場によって人数はまちまちですが、職人さんの人数を調整し、1日で終わらせることがほとんどです。

下地の状況確認、修繕

作業時間:半日~1日
ルーフイングと野地板の状態を確認して、それぞれも劣化しているようでしたら、補強もしくは取り替えを行っていきます。

防水シートの設置

作業時間:3時間~5時間
野地板の上、もしくは今のルーフィングの上にそのまま新しいルーフィングを敷きビスで止めていきます。

新屋根材の設置

作業時間:1日~4日
 
新しい屋根材を軒部分から、順番に葺いていきます。ここで、物件によって大きくかかる時間が変わってきます。屋根の大きさはもちろんですが、屋根の形によって、金属屋根の場合、隅棟(屋根面の両端の部分)に形を合わせていく加工が必要になってくるからです。

棟工事の加工

作業時間:3時間~半日
 
屋根の頂上部分の工事です。長さを合わせて、雨仕舞のために調整していきます。
 

足場解体、掃除

作業時間: 半日~1日 
工事が全て終わり、最終のチェックと、掃除が終わったら、足場の解体となります。これも、設置と同じく基本的に1日で終わります。設置よりも解体の方が終わるのが早いですが、それでも半日くらいはかかります。

まとめ

屋根の葺き替え工事は費用も期間も長くなるので、失敗したくないですよね。
でも、どの業者が工事を丁寧に行ってくれるのか、相場はいくらほどなのかわかりにくのも事実です。
屋根工事パートナーズでは。初めて屋根工事をする方でも安心して工事を行えるように、知識、業者選びをサポートいます。
気になることありましたらまずは、下記のリンクからご連絡下さい。

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よくある質問

  • 費用はどのくらいのかかるのでしょうか?

    平均すると120~250万円です。ただ、あくまでも目安で、条件によって変わります

  • 部分補修ではダメなのでしょうか?

    破損している状態と、今後も長く住まわれるかなどによります。

  • 新しい屋根材はどれが人気ですか??

    ガルバリウム鋼板の金属屋根が人気です。耐久性もあり、圧倒的に軽いので、耐震性も高いです.

  • 工事は難しいのでしょうか?職人さんの腕で内容は変わりますか?

    難しいです。
    経験値の高い職人さんが行うかどうかで、雨仕舞の状態や美観、工期日数など、様々なところに影響してくる専門職の高い工事です。

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